シニアが絶対にケチってはいけない出費4選!
① 健康のためのお金
② 日々の食べ物に使うお金
③ 快適さのためのお金
④ 経験と思い出のためのお金
人生なんてね、過ぎてしまえばあっという間。 まるで「真夏の夜の夢」のようなものです。
皆さん、どうですか? 毎晩、ぐっすり眠れていますか? それとも……通帳の残高を数えて、ニヤニヤしていますか?
今日は、ちょっと耳の痛い話をしましょうか。 一生懸命、真面目に、コツコツと貯めた大切なお金の話です。
私たち日本人は、本当に勤勉です。 爪に火をともすようにして節約し、貯金通帳の数字が増えるのを「心の支え」にして生きてきました。
でもね、現実は残酷です。
この国では、多くの人が、その虎の子のお金を「自分のために一度も使わないまま」人生を終えています。
ある統計によりますと、60代以上の資産の、およそ7割が使われることなく、そのまま相続されているんです。 みなさん、7割ですよ?
世間ではこれを「立派なおじいちゃん、おばあちゃん」と言うかもしれません。 「子供のために残して偉いね」と。
……本当に、そうでしょうか?
私には、どこか歪んだ、滑稽な現実にしか思えません。
「老後が不安だ」「何があるか分からない」 そう呪文のように唱えて、今日も10円安い野菜を求めて遠くのスーパーまで行く。
行きたい温泉旅行も、「贅沢だ」と我慢する。 本当に食べたいステーキよりも、安い総菜を選ぶ。 夏は暑さを我慢し、冬は寒さに耐える。
その結果、どうなると思いますか?
皮肉なことに、節約のしすぎで体を壊すんです。
そして、あなたが一生懸命貯めたそのお金は、美味しい食事や楽しい旅行ではなく、「病院のベッド代」と「薬代」に消えていきます。
これ、笑い話じゃありませんよ? 実際に起きている「本末転倒」な喜劇です。
最期の瞬間、天井を見上げながらこう思うんです。 「ああ、あの時、あそこに行っておけばよかった」 「もっと美味しいものを食べておけばよかった」
……そんな後悔と一緒に旅立つなんて、あまりにも残酷です。
棺桶の中に、預金通帳は持っていけませんからね。
「いやいや、私は子供のために残すんだ」 そう反論する方もいるでしょう。
でもね、はっきり言わせていただきます。
子供にとって、親が残す数百万円なんて、あっという間に消える泡銭(あぶくぜに)です。
そんなものより、子供たちが本当に望んでいることは何だと思いますか?
それは、 「親がいつまでも元気で、楽しそうに笑っていること」 これに尽きます。
一番の迷惑は、お金がないことじゃない。 節約のしすぎでボロボロになって、不平不満を言いながら、子供の世話になることなんです。
「あなたたちのために貯めたのよ」なんて恩着せがましい顔をされるのが、子供にとっては一番の重荷なんですよ。
子供のためを思うなら、 あなたが自分のお金を使って、健康で、小綺麗で、人生を楽しんでいることこそが、最大のギフトなんです。
もう、十分頑張ったじゃないですか。 これからは、自分のためにお金を使ってください。
誰かのためじゃなく、あなたの人生のために。 最期に「ああ、いい人生だった!楽しかった!」と、笑って閻魔大王の前に立ってください。
ここだけは、絶対にケチってはいけないお金の使い方があります。 今日はそのポイントについて、じっくりお話ししますね。
① 健康のためのお金(医療・予防・歯科)
さて、ここだけは絶対に財布の紐を緩めてほしい、最初の一つ目は「健康への先行投資」です。
あえて「治療費」とは言いません。 「予防費」です。ここが運命の分かれ道です。
多くのシニアの方が、こう言うんです。
「今はまだ元気だから」 「検査代、バカにならないでしょう?」 「病院なんて、病気になってから行けばいい」
あのね、はっきり言わせていただきますが、これほど「割に合わない節約」はありません!
例えば、毎年の人間ドックや検診代、数万円を「もったいない」とケチる。
胸が少し苦しくても、体がだるくても、「寝れば治る」と我慢大会を始める。
その結果、どうなるか。
我慢に我慢を重ねて、最後にドカンと見つかるのは、進行したガンや、心筋梗塞です。
そうなれば、治療費は数百万円コースです。 通院のためのタクシー代、入院費、介護費用……お札に羽が生えて飛んでいきます。
数万円を惜しんで、数百万円を失う。 まさに「安物買いの銭失い」ならぬ、「検診ケチりの命失い」です。
お金だけならまだいいです。 手術で体力を奪われ、大好きだった旅行にも行けず、病院の天井を見つめるだけの老後……。
そんな生活を送るために、コツコツ貯金をしてきたんですか? 違いますよね。
病気の早期発見にお金を使うことは、 「消費」ではなく、「未来の自分への防衛費」なんです。
それから、もう一つ。 意外と皆さん、後回しにしがちなのが「歯」の健康です。
ここだけは、絶対にケチってはいけません。 歯の定期検診、ちゃんと行っていますか?
「歯医者は痛くなってから行くところ」 そんな昭和の常識は、今すぐ捨ててください。
歯がボロボロになってから慌てて治そうとすると、どうなるか。
インプラント一本で数十万円。 しかも、治療は痛いし、時間はかかるし、精神的にも疲弊します。
何より悲惨なのは、 「お金はあるのに、ステーキが噛み切れない」という現実です。
これほど惨めなことはありません。
数か月に一度、数千円のメンテナンス代を払うだけで、 死ぬまで自分の歯で、タクアンをポリポリかじれる。
美味しいものを美味しく食べる喜びこそが、老後の「生活の質」そのものじゃないですか。
サプリメントでもいい。 ジムの会費でもいい。 ちょっと高い枕を買うのもいいでしょう。
これらを「贅沢だ」なんて思わないでください。 これは、あなたの体を動かし続けるための「必要経費」です。
古い車ほど、メンテナンスにお金をかけないと、すぐに動かなくなりますからね。人間も同じです。
病気になってから、慌てて医者に駆け込み、大金を積むのと、
元気なうちに、自分の体をメンテナンスするためにお金を使うのでは、どちらが賢いお金の使い方か、もうお分かりですよね?
自分の体を「中古車」扱いして乗り潰すのは、もうやめにしましょう。
② 口に入る食べ物 ― 食の喜び
さて、二つ目は一番、皆さんの毎日に直結する話です。 毎日の食事、ここにお金を惜しんでいませんか?
人間の体というのは、悲しいかな、正直です。 年を重ねれば、目はかすむ。耳は遠くなる。 足腰だって、思うようには動かなくなります。
でもね、不思議なことに、 神様は私たちに一つだけ、最後まで楽しみを残してくれました。
それが、「味覚」です。
九十歳になっても、百歳になっても、 「あ、これ美味しいな」と感じる心だけは、ボケないんです。
それなのにスーパーで数十円の値引きシールを血眼になって探す。
「高いから」「もったいないから」と、 美味しくもない、ただ腹を満たすだけのものを毎日食べる。
それは食事じゃありません。 ただの「エサ」です。
自分を家畜か何かと勘違いしていませんか?
そうやって、味気ない「エサ」で胃袋をごまかし続けた結果、どうなるか。
体調を崩して、病院のベッドの上で、流動食をすすりながらこう思うんです。
「ああ、もっと美味しいものを食べておけばよかった」 「あの店のうなぎ、食べたかったな」
その時になって後悔しても、もう遅いんです。 どんなに溜め込んだ通帳の残高も、 今のあなたの舌を喜ばせることはできません。
美味しい食事には、ちゃんと理由があります。 「うまい!」と心が震えたとき、 脳みそからはドバドバとドーパミンが出ているんです。
これが、免疫力を高め、ボケ防止にもなります。 つまり、美味しいものを我慢するのは、節約じゃなくて、 脳への虐待と言ってもいいくらいです。
食事は、ただの栄養補給じゃありません。 「ああ、生きててよかった」と、細胞レベルで感じる時間なんです。
誤解しないでくださいね。 毎日、高級料亭に行けと言ってるわけじゃありません。 そんなのは成金趣味です。
私が言いたいのは、「選択」の話です。
スーパーに行ったら、一番安い黄色のロゴの入った豆腐じゃなくて、 ちょっとこだわった、大豆の味がする豆腐を買ってみる。
季節の果物、たとえば、 初物の桃や、ツヤツヤのイチゴを、自分のためにカゴに入れる。
週に一度くらいは、 値段を見ずに「今、一番食べたいもの」を注文してみる。
それだけで、なんだか明日が楽しみになりませんか?
節約のしすぎで、体だけじゃなく、心までガリガリに痩せてしまう。 そんな惨めな老後は、もう終わりにしましょう。
自分を甘やかすのではありません。 これは、残りの人生を「味わい尽くす」ための、 誇りある選択なんです。
さあ、今日の夕飯、 あなたは「エサ」を食べますか? それとも、人生を彩る「食事」をしますか?
③快適さのためのお金 ― 睡眠・住環境・道具
さて、三つ目は、少し耳の痛い話をします。 テーマは、「快適さ」です。
皆さん、無意識のうちに、この呪文を唱えていませんか?
「このくらい、我慢できる」 「贅沢は敵だ」
昭和の時代なら、それは美徳だったかもしれませんが、令和の今、そして年齢を重ねたシニアたちにとって、その「我慢」は美徳じゃありません。
「自傷行為」です。
高齢になってからの「不便」を放置するのは、 自分で自分の首を絞めているのと同じことなんです。
まさかとは思いますが……何十年も前の、煎餅のようにペタンコになった布団を、まだ使っていませんか?
朝起きたとき、腰が痛い、首が重い。 それを「歳のせいだ」と諦めていませんか?
違いますよ。 それは、あなたの布団が、あなたを痛めつけているんです。 毎晩、硬い板の上で拷問を受けているようなものです。
自分に合ったベッドや枕は、贅沢品ではありません。 壊れかけた体を修復するための、「医療機器」だと思ってください。
自分のために、毎日を健康に生きるために、ふかふかの布団で眠りましょう。
次に、「空調」です。
夏、うだるような暑さの中で、エアコンをつけずに団扇(うちわ)で扇ぐ。 冬、凍えるような脱衣所で、震えながら服を脱ぐ。
電気代が数千円高くなるのが怖いですか?
それとも、あの世に行く方が怖いですか?
熱中症や、お風呂場でのヒートショックで命を落とすシニアの方々が、毎年どれほどいるのかご存じですか。
たかが数千円の電気代をケチって、脳卒中で倒れたら、その後の入院費と介護費用は、エアコン代の何百倍、何千倍にもなります。
これほど割に合わない節約はありません。
快適な室温は、贅沢ではありません。 自分の命の維持費です。
電気代くらい、命に比べれば安いもんです。
そして、身につける靴、眼鏡、補聴器を「まだ大丈夫」と誤魔化して使い続けると、どうなるか。
合わない靴を履き続けて転倒し、骨折。 そのまま寝たきりになって、認知症へ一直線という悲劇が、あちこちで起きています。
見えにくい、聞こえにくい。 それを「年寄りくさいから」と、プライドが邪魔して放置する。
すると、脳への刺激がなくなって、脳みそがどんどん萎縮していくんです。
「補聴器なんてカッコ悪い」という、そのちっぽけな見栄が、 あなたの脳をボケさせていく原因だとしたら……。 それでも、我慢しますか?
最後に、住まいです。 手すりをつける、段差をなくす。
「まだそんな歳じゃない」と強がるのは勝手ですが、 転んでからでは遅いんです。
快適さにお金を使うことは、決して「甘え」ではありません。
これからの人生を、 誰の世話にもならず、自分の足で歩き、自分の頭で考え続けるための、 最強の防衛策なんです。
どうせお金を残すなら、 病院に残すのではなく、 「今日も気持ちよく眠れた」「ご飯がうまい」と笑える毎日のために使いましょう。
もう、我慢する生活はやめて、 自分を大切にする生活をしませんか。自分のことを、後回しにするのはやめにしませんか。
④ 経験と思い出のためのお金 ― 旅行・趣味
さあ、四つ目が、人生の「豊かさ」を決める決定打です。 それは、「経験と、思い出」です。
皆さん、最期の瞬間を想像してみてください。
病院のベッドの上で、通帳の残高を眺めて、 「うふふ、こんなに残ってるわ」 なんてニヤニヤしながら死ねる人、いると思いますか?
そんな人はいません。 もしいたとしたら、単なるマゾです。
最期に人が思い出すのは、数字じゃなくて、。「ああ、あそこの景色は綺麗だったな」 「あの時、みんなで笑い転げたな」 そんな、形のない記憶だけです。
よく聞く言葉があります。 「いつか、行こう」 「もう少し落ち着いたら」
その「いつか」って、いつ来るんですか? 来世ですか?
残酷なことを言いますが、 来年のあなたは、今年のあなたより、確実に一つ歳をとります。
膝はもっと痛くなるかもしれない。 目はもっと見えにくくなるかもしれない。 体力は落ちていく一方です。
だから、覚えておいてください。 「今日が、一番若い」。 「今が、一番健康」だと。
健康じゃない時に持っている100万円と、 元気な時に使う100万円。
同じ金額でも、その価値は天と地ほど違います。 寝たきりになってからでは、世界一周旅行のチケットもただの紙切れです。
「旅行なんて疲れるだけ」 「遠出は億劫だ」 そうやって言い訳をして、毎日テレビの前に座っていませんか。
何も、ヨーロッパ旅行に行けと言ってるわけじゃありません。 高級旅館である必要もありません。
隣町の温泉でもいい。 日帰りのバスツアーでもいい。 大切なのは、 日常から、無理やりにでも自分を引き剥がすことです。
いつもと同じ景色、いつもと同じ会話は楽かもしれませんが、脳みそにとっては「死んでいる」のと同じです。
外の空気を吸って、見たことのないものを見る。 それだけで、心と体は驚くほど若返ります。
趣味だってそうです。 聞きたい歌手のコンサート、見たい映画、気になっていたお店。
カレンダーに「楽しみな予定」が一つあるだけで、 人は、その日まで死ねない理由ができます。
物は、いつか古くなります。
あなたが大切にしている着物も、食器も、 残された子供たちにとっては、ただの処分に困る粗大ゴミになるかもしれません。
でも、 経験と思い出は、ゴミになりません。
場所も取らない。重くもない。 時間が経てば経つほど、頭の中で熟成されて、美しい物語になっていきます。
人生の後半戦に必要なのは、 節約という名の我慢大会ではありません。 人生を味わうことです。
通帳の残高を守って、思い出のないまま終わるか。 それとも少し財布の紐を緩めて、彩り豊かな記憶を持って旅立つか。
さあ、テレビを消して、まずは一歩、外に出てみませんか。
自分自身のために、生きてください
さて、ここまで色々とお話ししてきましたね。 健康のこと、食事のこと、快適な寝床、そして旅の思い出。
全部ひっくるめて、私が言いたかったことはたった一つです。 「自分自身を、もっと大切に扱いなさい」ということです。
お釈迦様は「中道(ちゅうどう)」を説きました。 極端な浪費もダメだけど、極端な節約もまた、心の病です。 お金を使わないことに執着して、心をすり減らすのは、仏様の教えにも反します。
家も、車も、必死で守ってきた通帳の数字も、立派な肩書きも。 残念ながら、霊柩車(れいきゅうしゃ)の後ろに、引越しトラックは連結できません。
三途の川で、 「私にはこれだけ貯金があります!」と言っても、優遇はされません。六文あればいいのです。
持っていけるのは、 「ああ、美味しかった」「楽しかった」「愛した、愛された」 そんな、目に見えない記憶だけです。
あなたはこれまで、 家族のために汗をかき、会社のために頭を下げ、社会のために税金を払って……。本当によく頑張ってこられました。
あなたは、自分のことはいつも後回しにして、。他人の人生の脇役を、ずっと演じてきましたね。
もう十分でしょう。 そろそろ、自分の人生の主役に戻ってください。
「自分のために生きるなんて、わがままだ」 そう思う人もいるかもしれませんが、それは大きな勘違いです。
ボロボロの服を着て、体調を崩して、不平不満を言いながら遺産を残す親と、 小綺麗にして、美味しいものを食べて、「人生最高だ!」と笑っている親。
子供たちにとって、どちらが「安心」できる親だと思いますか?
答えは決まっています。 あなたが機嫌よく笑っていることこそが、家族への最大の貢献なんです。
「もったいない」 この言葉は、美しい日本語ですが、時としてあなたの人生を小さくする「呪い」になります。 どうか、その呪いを解いてください。
人生は、あなたが思っているより、ずっと短い。 そして、あっけない。
最期の瞬間に、 「ああ、節約できてよかった」なんて思う人は一人もいません。 「もっと、馬鹿になればよかった」と後悔する人ばかりです。
残された時間を、 誰に遠慮することなく、堂々と、自分自身のために使い切ってください。
使い切って、笑って、空っぽになって旅立つ。 それが、一番かっこいい、人間の去り際です。
さあ、今日は何を食べに行きましょうか?
あなたの人生は、あなたのものです。
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