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 鶯谷、わざわざこの駅に降り立つのはスケベなオヤジだけである。ここからは吉原に送迎の車があり、駅前は一大ラブホテル街となっている。ゆえにデリヘルも多く営業している。駅の改札を出ると待ち合わせの男女が立っている。

 ここ鶯谷は簡易宿泊所が集まる地であったが、簡易宿泊所としての役割を終えると連れ込み旅館mそしてホテルへと営業形態を変えていった。上野駅からも近くかつ上野より低価格なホテルが多く重宝したのだろう。もちろん通常のカップル乗りヨプもあったが、商売にしている女性との恋愛にも使われた。

特に活気があったのは韓デリがはやったころだろう。韓国からやってきた若い整形美女、サイボーグ美女ともいうが多く働いていて有名であった。そしてとくにもてはやされた理由はきほんてきにほんばんなでOKからである。日本人の場合は譲渡の交渉で5,000円~10,000円の加算で本番ができたのだが韓国人のデリヘル嬢は交渉などしなくても料金にちゃんと書いてあるのだ。もちろん本番料金とか書いていなし。彼女たちは整形手術をしてその料金を日本で稼ぐのであった。特に夏休み尾などの長期休みを利用して24時間昼も夜も働いた、というか働かされた。狭い満俊に一室に複数人で生活して電話があると深夜早朝でもホテルに向かったのだ。そして300万円~500万円くらいの借金を2~3ヶ月で返済してしまったそうだ。

性売買特別法は、2004年5月に盧武鉉政権によって制定されました。性売買特別法の制定により、売春婦や斡旋者、買受者(買春者)など、売買春に関わる者への処罰が厳格化されました。しかし、売買春の集結地は減ったものの、偽装や国外遠征売春、インターネットを利用した変種の売買春が流行するようになりました。この法律をめぐっては韓国では買収をさせろというデモまで起こった。いかに韓国では売春をして生活をしている女性が多いか物語っている。

さて少し歩いてみよう。明るい時間にもかかわらずスケベそうなオヤジと大きな荷物を持ったデリヘル嬢が行きかう、そんな場所である。

この町はひっそりとそういう町として存在し続けるのだろう。いくら浄化してもこのような所で生きていく女性、ひと時の恋愛を求める男性との出会い。かって遊郭という場所で管理下のもとに行われた売春、それは形を変えて現代でも残っている。一定の公的管理があった方が健全ではないか。歌舞伎町では梅毒患者が増えている。やはり病気の蔓延を防ぐ意味でも公的な管理をすべきでもある。