地獄のバスツアーから生還し、あわよくば戦果を挙げるためには、丸腰で挑んではいけません。ここからは、熟年婚活という戦場を生き抜くための具体的な「武装」と、敵(地雷)と味方(当たり)を瞬時に見分ける「魔物図鑑」を授けます。
目次
第2章:生き残るための「サバイバル・ツール(武装編)」
時速80キロで揺れる密室。そこはロマンスが生まれる場所であると同時に、三半規管とメンタルが試される試験場でもあります。コンビニ袋を提げた敗残兵にならないための、必須装備を確認しましょう。
1. 物理的な防御壁(ATフィールド)
- 強力な酔い止め(アネロン等): 必須です。「私は乗り物に強いから」という過信は捨ててください。数分おきに知らないオジサンが隣に入れ替わる「人間回転寿司」のストレスは、あなたの平衡感覚を確実に破壊しに来ます。ロマンスを語るはずの口から別のものを吐き出さないために、事前の服用は義務です。
- 大きめのトートバッグ(膝ガード): 口コミにもありましたが、この世には挨拶代わりに女性の太ももに手を置く「妖怪・手触りジジイ」が存在します。隣に座ったら即座に、あなたと妖怪の間にバッグを設置してください。これは物理的な「ATフィールド(絶対恐怖領域)」です。
2. 最低限の「人権」を守る清潔感
- 強力ミントタブレット&制汗シート: バスの車内は狭い。あなたの吐息は、ダイレクトに相手の鼻腔を直撃します。昼食でエビを30匹食べた後の口臭で愛を語られても、相手は窒息死するだけです。中年以降の婚活において、清潔感は加点対象ではなく「人権」そのものです。
3. 口下手の切り札:秘密兵器「自作名刺」
- 戦略的連絡先カード: 揺れる車内で、初対面の相手と気の利いた会話? 無理に決まっています。口下手なあなたが取るべき戦略は「沈黙の狙撃手(スナイパー)」になることです。 ツアー中は穏やかに微笑んで聞き役に徹し、帰りのバスが夕暮れに包まれた頃、狙った獲物にだけ、LINEのIDと「楽しかったです」の一言を添えたカードを忍者のように手渡すのです。このギャップに、歴戦の男性陣はイチコロです(たぶん)。
【コラム】武器としての「3分間自己紹介」
バスの中での自己紹介は、あなたの履歴書を読み上げる時間ではありません。相手があなたに話しかけるための「餌(フック)」を撒く時間です。


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