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血圧130は怖くない?血圧を「パワー」に変える賢い塩の摂り方

血圧130は怖くない?血圧を「パワー」に変える賢い塩の摂り方

「塩なんて、どれも同じだろう」 そう思う方も、きっと多いかもしれませんね。 でも、実は話し始めると、これが実に奥が深いんです。 歴史もあれば、体への働きも千差万別。人によっては何時間でも語れてしまう……それが、塩という存在です。
ただ、ここで一つだけ、お伝えしたい注意点があります。 「安いから」「流行っているから」 そんな理由だけで選んでしまうのは、ちょっと危ないかもしれません。
特に、これから先、ご自身の体を大切にしていきたいシニアの皆さんにこそ聞いてほしいお話です。 日本人にとって、塩というのは単なる「味付けの道具」ではありません。 命をつなぎ、体を動かし、毎日の元気を根っこから支えてきた、いわば「生命の源」なんですね。
では、塩は、何を基準に選べばいいのか。 難しい言葉を抜きにして、大切なポイントを3つに絞ってお話ししましょう。
まず一つ目は、「精製された塩」か「自然な塩」か、という違いです。 化学的に作られた、サラサラした塩は、実は「塩化ナトリウム」という成分だけが突出しています。 一方で、海から伝統的な方法で作られたお塩には、体に必要な「微量ミネラル」がたっぷり含まれています。 このミネラルこそが、私たちの体の調子を整えてくれるんです。
二つ目は、「海のお塩」か「山のお塩(岩塩)」か、というお話です。 日本は四方を海に囲まれた国ですので、私たち日本人は、古くから魚や海藻を食べて暮らしてきました。 ですから、私たちの体質には、やっぱり日本の海から生まれた「天日干しのお塩」が一番馴染みやすいんです。
そして三つ目は、一番気になる「血圧と塩分量」のことです。 よく「減塩、減塩」と言われますが、実はこれ、人によって正解が違うんです。 心臓や腎臓が弱い方はもちろん注意が必要ですが、逆に血圧が低くて元気が出ないという方は、質の良いお塩をしっかり摂ることで、巡りが良くなることもあります。 「1日何グラム」という数字に縛られすぎず、自分の体調、そして「美味しい」と感じる感覚を大切にしていただきたいんです。
お塩を変えるだけで、お料理の味が変わるだけでなく、朝の目覚めや体の軽さが変わってくるかもしれません。 「にがり」の入ったお塩をチョイスしたり、時には「藻塩(もしお)」で海の香りを味わってみたり。 ぜひ、今日から「私に合うお塩」を探す楽しみを、見つけてみませんか?

さて、ここからは、塩のお話をするうえでどうしても避けて通れない、一番大切なポイントをお話ししますね。
それは、「精製塩(せいせいえん)」「天然塩(てんねんえん)」の違いです。
普段、私たちが何気なく使っているお塩。実はその成り立ちは、大きく二つに分かれています。

1. 「精製塩」——効率と安定の塩
まずは「精製塩」は、海水を化学的な方法で処理して、塩化ナトリウム……いわゆる「NaCl(エヌ・エー・シー・エル)」という成分だけを真っ先に取り出したお塩です。
特徴として、いつでもどこでも品質が安定していて、サラサラして使いやすい。
気になる点は、その一方で、海に含まれているはずのマグネシウムやカルシウムといった「微量ミネラル」は、ほとんど残っていません。
「必要な成分だけを効率よく取れる」と考えるか、「自然のバランスが崩れている」と感じるか。ここは意見が分かれるところですが、工場で整えられた、非常に合理的なお塩と言えます。
2. 「天然塩」——海と太陽の恵みの塩
一方で、「天然塩」や「自然塩」と呼ばれるもの。 これは、海水を太陽の光で乾かしたり、昔ながらの製法でじっくり時間をかけて作られたお塩です。
特徴は、ナトリウムだけでなく、海が本来持っている多種多様なミネラルが、そのままのバランスで含まれています。
ひとつひとつの量はごくわずかですが、それらが互いに助け合いながら、私たちの体の細かなリズムを整えてくれる……そう考えられています。

私は、どちらかが「絶対に正解で、どちらかが間違い」だと言いたいわけではありません。
一番大切なのは、「自分がいま、どちらを選んでいるのか」をちゃんと知ったうえで使うことです。
特に、これからの体をもっと大事にしていきたいシニア世代の皆さん、そして健やかな未来を作っていく若い方々にも、ぜひ考えてみてほしいテーマです。

さて、ここで皆さんも一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。 「結局、海の塩と岩塩、どっちがいいの?」というお話です。
結論から申し上げますと、「目的によって使い分ける」。 これが、いちばん無理のない、賢い付き合い方だと私は思っています。

まずは、私たち日本人の体質という点から見てみましょう。 日本は、四方を豊かな海に囲まれた国ですよね。私たちは昔から、お魚を食べ、海藻を食べ、海の恵みとともに生きてきました。
東洋には「身土不二(しんどふじ)」という言葉があります。 「人間の体と、その人が育った土地のものは、切り離せない関係にある」という意味です。
この考え方に立つと、やはり日本人の体には、日本の海から生まれた塩、特に太陽と風の力でじっくり乾かした「天日塩(てんぴえん)」が、いちばん馴染みやすいと考えるのが自然です。 毎朝のお味噌汁や煮物といった日々の和食には、こうした海の塩を選ぶのが、体にとっても「しっくりくる」選択と言えるでしょう。
一方で、「岩塩」はどうでしょうか。 岩塩は、はるか数億年前の海水が地殻変動で地中に閉じ込められ、長い年月をかけて結晶になったものです。いわば「太古の海のタイムカプセル」です。
ただ、長い年月の間に雨や地下水にさらされるため、実はミネラル分が流れ出しているものも多いんです。意外かもしれませんが、成分だけで見ると、精製された塩に近い(塩化ナトリウムが主体の)ものも少なくありません。
でも、岩塩には岩塩の良さがあります。
まずは味がまろやかということです。海の塩に含まれる「にがり」が少ないので、苦味が少なく、角のない味がします。
お料理との相性も良く、お肉料理や洋食に使うと、素材の味をキリッと引き立ててくれます。
ヒマラヤ岩塩など、独特のエネルギーがあると言われるものもありますが、それは皆さんの感じ方次第です。無理に「体に良いから」と信じ込む必要はありません。

大切なのは、「どちらが上か」を決めることではありません。
毎日の和食や健康づくりには、海の塩。
お肉をおいしく焼きたい時や、気分を変えたい時は、岩塩。
そんな風に、肩の力を抜いて使い分けてみてはいかがでしょうか。 お塩を変えるだけで、いつもの食卓にちょっとした「こだわり」と「発見」が生まれるはずですよ。

次はお塩の「にがり」についてです。 最近、インターネットや噂話で「にがりは体に悪い」なんて耳にしたことはありませんか?実はこれ、今の栄養学から見ると、かなりの誤解なんですよ。
今日は、なぜ「にがり」――つまりマグネシウムが、私たちの体にとって命綱とも言えるほど大切なのか、その理由を紐解いていきましょう。

1. 現代人に足りない「超・重要ミネラル」
まず皆さんに知っておいてほしい衝撃の事実は、「現代人は、圧倒的にマグネシウムが足りていない」ということです。
にがりの主成分であるマグネシウムは、私たちの体の中で、なんと数百種類もの「酵素反応」に関わっています。心臓を動かす、食べたものをエネルギーに変える、ホルモンを作る……。いわば、体という工場の「影の総監督」のような存在なんです。
特に大切なのが、骨に良いとされるカルシウムとのバランスです。
実は、カルシウムが「動け!」というアクセルの役割なら、マグネシウムは「休め」というブレーキの役割を果たしています。 マグネシウムが足りないと、体はうまくブレーキがかけられなくなります。するとどうなるか。筋肉がこわばったり、血管が硬くなったり、神経がイライラしたり……体全体が、少しずつ、でも確実に調子を崩していくんですね。
「にがり」という名前の通り、入れすぎれば確かにお塩は苦くなります。 だからこそ、昔のお塩職人さんたちは、にがりを全部抜くのではなく、「ちょうど美味しく、かつ体に良いところまで」あえて残して味を整えてきました。
これが、長い歴史の中で培われた「先人の知恵」なんです。 真っ白でサラサラした、苦味のないお塩は使いやすいですが、そこには大事な「命のバランス」が欠けているのかもしれません。

今日からできる「一滴」の習慣
難しいことは、何ひとついりません。 「にがりが適度に残ったお塩」を選んでみる。あるいは、スーパーなどで売っている「にがり液」を、お味噌汁やご飯を炊くときにほんの数滴垂らしてみる。
それだけで、体の中のミネラルバランスは、ぐっと整いやすくなります。 ほんの少し意識を変えるだけで、毎日の食事が静かに、でも確実に、あなたの体を支える力強い味方になってくれますよ。

最後は一番気になる「血圧」と「とる量」の誤解についてです。 テレビや健康診断でよく耳にしますよね。「塩分は1日10グラムまでにしましょう」という言葉。
これは西洋医学が示している一つの目安ですが、ここで一番大切なことをお伝えします。それは、「体には、人それぞれ個性がある」ということです。
最初にお伝えしておかなければならないのは、ご病気をお持ちの方のことです。 心臓や腎臓に持病があり、お医者様から「体に水分を溜めないように」と言われている方。こうした方は、もちろん例外です。塩には水を抱え込む性質がありますから、必ずお医者様の指導を守ってくださいね。
でも、心臓や腎臓に特に問題がない、いわゆる健康な方の場合はどうでしょうか。 実は、必ずしも「10グラム」という数字に無理やり抑え込む必要はないんです。
特に、上の血圧が90から100くらいの「低血圧ぎみ」の方。 こうした方が質の良いお塩をしっかりとる(時には1日に15グラムから20グラムほど)ことで、「朝、シャキッと起きられるようになった」「冷えが取れて元気が出た」というケースも、実は少なくありません。
「血圧が上がる」と聞くと、なんだか怖いイメージがありますよね。 でも、ちょっと視点を変えてみましょう。血圧というのは、血液を体の隅々まで巡らせるための「エネルギー」、いわば「生きるためのパワー」なんです。
日本人は昔、今よりも血圧が高めの人が多い民族でした。でもその一方で、現代ほど「がん」や「認知症」は多くなかったというデータもあります。 血圧がしっかりあるということは、それだけ免疫に関わる物質が体中を元気に駆け巡っている、ということでもあるんですね。

血圧は、ただ下げればいいというものでも、数字を怖がるだけのものでもありません。
自分の体調はどうかな?
今日のご飯はおいしいかな?
そんな風に、ご自分の体と相談しながら、必要な量のお塩をちゃんといただく。 これも、健やかな毎日を守るための大切な知恵です。 「減塩」という言葉に振り回されすぎず、あなたにとっての「ちょうどいい加減」を見つけてみてくださいね。

最後に、とても大切なお話です。
あなたが今、毎日何気なく使っているその「お塩」。――それは本当に、あなたの体の「味方」になってくれているでしょうか。

1. 「塩=健康」という単純な話ではない
実はお塩というのは、「とにかく摂れば健康になる」という単純なものではありません。 人にはそれぞれ「体質」があります。ここが、意外と知られていない落とし穴なんです。
体質に合わないお塩を使い続けてしまうと、せっかく健康のためと思っていても、逆に体が冷えやすくなったり、むくみが取れなくなったり、体調が不安定になってしまう方も少なくありません。
「水の体質」の人は、体内に水分を溜め込みやすく、むくみがちなタイプです。
「火の体質」の人は、エネルギーが不足しやすく、巡りが滞りがちなタイプです。
同じ種類のお塩、同じ量であっても、ある人にはお薬になっても、別の人には負担になってしまうことがあります。お塩選びは、いわば「自分の体との対話」なんですね。
最近はインターネットなどで、「この塩さえあれば全ての病気が治る」とか「塩がすべてを浄化する」といった極端な宣伝を見かけることもあります。
でも、どうか気をつけてください。私たちの体は、そんなに単純なものではありません。極端な健康法に飛びつく前に、まずは「自分の体の声」を聴いてみてください。決してインターネット上にある極端な言葉に惑わされないでください。
どんな専門家の言葉よりも、あなたにとっての「正解」は、あなたの体が知っています。
お塩を摂って、手足は温まっていますか?
お顔や足がパンパンにむくんでいませんか?
そして何より、そのお塩を使って「おいしい」と素直に感じられますか?
この「おいしい」という感覚こそ、体がそのミネラルを必要としている、何よりの証拠なんです。

結論:自分の体で選ぶ、本物の一粒
精製された真っ白なお塩ではなく、海の恵みが詰まった「本物のお塩」を、少しずつ。 たとえば、日本人の体にそっと寄り添ってくれる「藻塩(もしお)」のような、旨みたっぷりのお塩を試してみるのもいいですね。
お塩は、決して敵ではありません。ですが、選び方を間違えれば、本当の味方にもなってくれません。 「安いから」「ずっとこれだから」という理由ではなく、「今の自分の体に合うかどうか」
その基準で、今日からお塩を選んでみませんか? あなたの体は、もうちゃんと、その答えを出しているはずですよ。

youtube用の原稿でした。

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