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【50代の服選び】高い服は不要!お洒落は「この3つ」だけでいい。

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【50代の服選び】高い服は不要!お洒落は「この3つ」だけでいい。

「ファッションに気を使っていますか?」
ふとそう聞かれたとき、あなたはどう答えますか。
若い頃みたいに、流行を一生懸命追いかけたり。誰かに良く見られたくて、少し無理して窮屈な服を着たり。
そういう「気の使い方」には、もう正直、疲れてきた。そんな方も多いんじゃないかと思います。
でも、それで全然いいんです。
年齢を重ねてからの「ファッションに気を使う」って、誰かと競うことでも、無理して若く見せることでもないと思うんですよね。
じゃあ何かというと、今日という一日を一緒に過ごす「自分自身」を、どれだけ気持ちよく扱ってあげるか、ということじゃないでしょうか。
朝、クローゼットを開けて、今の自分にしっくりくる一枚を選ぶ。鏡を見て、「うん、今日も悪くないな」とちょっと笑ってみる。
それって、自分への「今日もよろしく」という、小さなエールみたいなものだと思うんです。
誰かのためじゃなく、自分の気持ちを少し軽くするために、着るものを整える。
ここからは、そんな感じで肩の力を抜きながら、心と体が喜ぶ「これからの服選び」について、一緒に考えていきたいと思います。

服には、大きく分けて3つの役割があります。
ひとつ目は、周りの人に「自分はこういう人間です」と伝えること。ふたつ目は、着ている自分自身の脳と心に、じわっと働きかけること。そしてみっつ目は、自分のこれからの生き方や価値観を、形にして表現すること。
この3つです。

50代ともなると、これまで積み上げてきた経験や価値観が、少しずつ自分の中にしっかり根付いてきた頃じゃないかと思います。
人って、出会ってほんの数秒で、相手の印象をざっくり感じ取ってしまうんだそうです。
しかもその判断のほとんどは、言葉じゃなくて、目から入る情報によるもの。
つまり服装は、何かを話すよりも先に、相手にメッセージを届けているんですよね。
たとえば、清潔感のある服を着ている人を見ると、「なんか誠実そうだな、安心して付き合えそうだな」と感じませんか。
体にきちんと合った服を着ている人には、「毎日をちゃんと丁寧に過ごしてる人なんだろうな」という印象を受けます。
逆に、シワの目立つ服だと「ちょっと疲れてるのかな、余裕なさそうだな」と映ってしまうこともあるし、
華やかすぎる服は「少し主張が強いかな」と受け取られることもある。
これだけ一生懸命歩んできた50代だからこそ、服装って自分の内面の豊かさや、これまで培ってきた人柄を伝える「無言の名刺」になるんだと思うんです。
何も言わなくても、その佇まいから、人となりや生き方がにじみ出てしまうものですから。
だからこそ服装は、「今の自分はこういう人間です」と、周りに自然に、そして誇らしく伝えるための、最初のメッセージなんですよね。
ここからが今日一番伝えたいことなんです。
服って、周りへの印象を変えるだけじゃないんですよ。
実は、着ている自分自身の気持ちや、その日の考え方にまで、じわっと影響を与えているんです。
心理学の世界に、「着衣認知」という言葉があります。
ちょっと難しそうに聞こえますが、
意味はすごくシンプルで、身にまとう服が、知らず知らずのうちに、その人の気持ちや行動まで自然と変えてしまうという理論なんです。
思い当たりませんか。お気に入りのシャツに袖を通した朝、なんとなく背筋がすっと伸びて、気持ちまで少し前向きになった。そんな感覚。
あれって、偶然でも気のせいでもなくて、服が自分の心に語りかけていたんですよね。
つまり服というのは、誰かに見せるためだけに着るものじゃない。自分を励まして、気持ちをご機嫌に保つための、自分へのメッセージでもあるんです。

この「着衣認知」について、面白い実験があるんです。
集まった人たちを二つのグループに分けて、まったく同じ「白いコート」を着てもらいました。ただ、着てもらう前の説明だけを少し変えたんです。
一方のグループには、「これ、お医者さんの白衣ですよ」と伝えました。もう一方には、「これ、画家さんの作業着ですよ」と伝えました。
着ているものは、まったく同じです。
その状態で、集中力を測るテストを受けてもらった。さて、結果はどうなったと思いますか。
「お医者さんの白衣だ」と思って着たグループの方が、はっきりと高い集中力を発揮したんです。
繰り返しますが、着ていた服は同じです。
「どんな服か」じゃなくて、「その服にどんな意味を感じるか」、ただそれだけで、頭の働き方まで変わってしまった。
僕たちって知らず知らずのうちに、服が持つイメージや役割を、自分の心にすっと取り込んでいるんですよね。
この話を日常に当てはめてみると、「ああ、あれってそういうことだったのか」と思い当たることがあるんじゃないでしょうか。
スーツやお出かけ着に袖を通した朝、なんとなく気が引き締まって「さあ、今日も行くか」という気になる。
逆に、ゆったりした部屋着に着替えた瞬間、「あぁ、やっと一息つける」と心からほっとする。
あるいは、ウォーキングウェアを着ただけで「よし、ちょっと歩いてくるか」と自然に体が動き出す。
一つや二つは思い当たるんじゃないかと思います。
これがまさに、服が心のスイッチになっている瞬間なんです。
いきいきと過ごしている人の多くが、ある共通した習慣を持っています。
「朝起きたら、とりあえず着替える」
「家にいる時も、あまりだらしない格好はしない」というごく当たり前のことです。
でもこれって、見た目を取り繕っているわけじゃないんですよね。自分の脳と心を、その日一番いい状態に整えるための、自分への小さな心づかいなんです。

ここで、よく誤解されることがあるんですよね。
「良い影響を受けるためには、やっぱり高級なブランドじゃないといけないんじゃないか」って。
でも、そんなことは全然ないんです。安心してください。
心理学的に本当に大切なのは、値段じゃなくて、その服を着た時に自分がどう感じているか、ただそれだけなんです。
毎日の服選びで大事にしてほしいことは、実はたったの3つだけです。
ひとつ目は、清潔感があること。シワや汚れがなく、さっぱり整っていること。
ふたつ目は、今の自分の体に合っていること。無理に若作りするでもなく、だぼだぼに大きいわけでもなく、今の体型にすっと馴染むシルエットであること。
みっつ目は、着ていて気分が良いこと。出かける前に鏡を見て、「うん、今日の俺、悪くないな」とふっと思えること。
ほんと、これだけで十分なんです。
なぜかというと、僕たちって「今の自分、なかなか悪くないな」と思えるだけで、
その日一日の行動も気持ちも、自然と前向きな方向に動いていく生き物だからなんですよね。
50代からの服選びは、自分をちょっと心地よくもてなすための時間です。毎朝のその数分を、ぜひ自分のために使ってみてください。

もうひとつ、服には大事な役割があるんです。
心理学の世界では、人って自分が心の中で思い描いている「自分らしさ」の通りに行動しやすい生き物だということがわかっています。
たとえば、「自分はどこかだらしないところがあるから」と心のどこかで思っていると、日々の振る舞いまで少しずつルーズになっていきがちです。
反対に、「自分はきちんとした大人だ」と感じられていると、不思議と暮らしぶりや立ち居振る舞いも、自然と整ってくるものなんですよね。
で、この「自分のイメージ」を育てるうえで、服ってすごく頼りになる味方になってくれるんです。
アイロンのかかったシャツや、お気に入りの一枚に袖を通してみてください。
自然と背筋が伸びてくる。誰かと話す時の声のトーンが、いつもよりちょっと落ち着いてくる。
コップを置く、ドアを開ける、そういった何気ない所作が、どこか丁寧になってくる。
自分でも「あれ、なんか今日ちょっと違うな」と思うような変化が、静かに起き始めるんです。
服ってただ体を包むものじゃない。50代からの「なりたい自分」を、外側からそっと引き出してくれる道具でもあるんですよね。
着るものを少し整えるだけで、自分の中の「きちんとした大人」が自然と顔を出してくれる。そう思うと、毎朝の着替えがちょっと楽しくなりませんか。
ここが、今日お話ししてきたことの一番の核心です。
毎朝、その日着る服を選ぶって、誰かに見せるためでも、誰かに評価してもらうためでもないんですよね。自分への、静かな宣言なんです。
クローゼットの前に立って、こんなふうに感じることってありませんか。
「今日は、やるべきことにしっかり向き合おう。」「大切な人と会う日だから、ちゃんと身なりを整えていこう。」「今日も自分らしく、丁寧に生きていこう。」
その気持ちが、選ぶ服に自然と表れてくるものだと思うんです。逆に言えば、服を整えるって、別に表面的なことじゃない。
「これからの自分の人生に、どう向き合っていくか」という、前向きで誠実な姿勢そのものだと、僕は思うんですよね。
50代には、これまでの積み重ねがある。経験がある。人としての深みがある。
その豊かさを、毎朝の一枚の服が、静かに、でも誇らしく、周りに伝えてくれます。
今日という一日を、どう生きるか。その答えって、毎朝のクローゼットの前にあるのかもしれないですね。

最後に、今日話してきたことを少し整理させてください。
服には、大きく分けて3つの役割があります。
ひとつ目は、周りの人に「自分はこういう人間です」と伝えること。
ふたつ目は、着ている自分自身の脳と心に、じわっと働きかけること。
そしてみっつ目は、自分のこれからの生き方や価値観を、形にして表現すること。
この3つです。
そして今日、一番伝えたかったのは、服を整えるって、自分の心と体を大切に扱う「自己管理のひとつ」だということです。
難しく考える必要はないし、高級なブランドで固める必要もまったくない。
清潔感があること。
今の自分の体にすっと合っていること。
袖を通した時に、気分が少し上がること。
この3つを満たす一枚を選ぶだけで、不思議と考え方も行動も、自然といい方向へ動き始めます。
50代からの服装は、単なる外見の話じゃないんです。「今日という一日を、どう生きるか」という、自分への静かで力強い宣言です。
明日の朝、クローゼットの前に立った時に、今日の話をふと思い出してもらえたら嬉しいです。
お気に入りの一枚とともに、これからの毎日を心地よく過ごしてください。
今日の話が、明日からの服選びの少しでもヒントになれば嬉しいです。

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